心と身体の異変に気付くために|うつ病のセルフチェックをしよう

女の人

見逃さない為のサイン

ハートと聴診器

なりやすさを確認

うつ病になりやすい性格は確かに存在しますが、現代のうつ病はストレスの影響がより大きいので、あまり深刻に考えず、自分の性格を自覚しておく程度に留めるのも大事です。ですが、自分がうつ病にかかりやすい性格だと言うことを、自己チェックで予め知っていれば、すぐに精神科や心療内科を受診し、早め早めの手を打つこともできます。なりやすい傾向は、自分を否定的に考える性格、完璧を求める性格などからチェックできますが、影響がハッキリしない学童期や青年期では、深刻に考えるのは不要です。また中年期以降のうつ病にしても、近年、相談件数が増えている軽症うつ病の場合、蓄積されるストレスだけが原因ではないものの、キッカケで発症することもあります。カウンセリングにも精通するのが、うつ病の引き金になりやすい事柄をチェックすることで、大切な人や物を失う喪失体験、環境の変化や人間関係のトラブルもストレスになる可能性を秘めます。うつ病の原因は性格やストレス、遺伝子だけではなく、あくまで複数の危険因子が絡み合って発症するリスクがあると考えられています。またうつ病の症状は、疲れやすい、食欲の低下などの身体に現れることもあり、これらは家族や周囲が気付けるチェック項目にも挙げられています。患者さんは我慢強い人が多く、なかなか受診に繋がらないのも事実で、誤解や偏見でなく、多忙を理由に挙げるケースが増えています。医学的ケアが必要な病気であるため、何らかのサインをキャッチしたら、周囲も受診を促したり、一緒に来院したりするなどの足がかりになることは大事です。病院では、症状や分類、危険因子などのチェックを手がかりに、慎重に問診が行われ、さらにDSMにのっとった面接法によってうつ病かどうかを判断してくれます。うつ病の治療の中心は薬物療法ですが、十分な休養や精神療法による心理面での支えも重要で、再発を予防するためにストレスをコントロールする術が講じられるのも特徴です。その結果、軽症の場合には抗うつ剤などの薬物療法を省き、回復あるいは完治した後、社会復帰するケースも挙げられています。